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アニマガ情報ドットコム

アニメや漫画に興味がある人のための、情報共有ブログです。

バングラデシュの新聞が『俺ガイル』を熱烈プッシュ

小ネタ

The Daily Starというバングラデシュの新聞が、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(通称『俺ガイル』)というアニメのレビューを書いていました。

筆者はBasma Rahimさん。

その冒頭が印象的です。

When I came across this anime I thought, "That's a funny name, probably just another clichéd high-school drama." I was wrong, and now I won't be able to die in peace until I recommend it to a hundred other people.

このアニメに出会ったとき、私はこう思った。「変わったタイトルだな。きっとお決まりの学園ものの一つだろう」と。私は間違っていた。今の私は、このアニメをみんなに勧めるまでは、心安らかに死ぬことはできない。

英語版のタイトルはMy Teen Romantic Comedy SNAFUで、ほぼ直訳。このタイトルを見たときは「ああ、はいはい。よくあるアニメねw」と思っていたにもかかわらず、今では「布教しないと死ねない!」まで180°の考えが変わっているわけです。

で、この後あらすじを紹介したり、ラブコメといいつつラブの要素もコメの要素も少ないと文句を垂れたあとに、物語の核心について言及します。

The story delves into the social psychology of high school students as observed by Hikigaya, while he and the Service Club help out and solve problems for fellow students. The points he makes about certain situations really make you think about how you yourself socially interact with others outside your home. You might end up relating a lot to the protagonist, and you'll find yourself cheering for him. Also, his quotes might stay with you forever.

比企谷と奉仕部が生徒の悩みを解決したり手助けすることによって、この物語は比企谷の視点から見た高校生の社会心理学へと分け入っていく。ある状況についての比企谷の主張を聞いた視聴者は、家の外では他人とどのように交流しているのかと自問する。ついには主人公に強く共感するかもしれない。そうなれば、彼に喝采を送る自分に気づくだろう。そして、彼の言葉は永遠に忘れないだろう。

社会心理学ってのは堅苦しい言葉ですけど、つまりは学校生活の悩みです。このアニメは、ラブでもコメでもなく学校生活の悩みを扱ったものであり、アニメを通して自分が職場や学校で他者とどのように関わっているかを考えるすばらしいアニメだというわけです。続く箇所では、このアニメの最大の長所は物語ではなく、こうして悩みを解決してくれる奉仕部のキャラクターにあると指摘します。

そして最後に、Rahimさんはこんな風に締めくくっています。

 There's nothing wrong with the anime except that perhaps not everyone will be able to understand all the social psychology OreGairu deals with, and thus find it boring.[ …]OreGairu might not be for everybody, but it is a great anime nonetheless.  

このアニメで扱われている社会心理学を誰もが理解できるわけではないかもしれないし、そういう人にとっては退屈に思うかもしれないが、この点除けば、『俺ガイル』に欠点はない。万人のためのものではないかもしれないが、疑いもなく優れたアニメだ。

 学校生活の悩みは、日本もバングラデシュも変わりないってことですかね。

めちゃくちゃローカルに思えるアニメが、実はグローバルな問題を扱っているというちょっとした好例でした。